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アメリカにテロ支援国家(?)に指定されているキューバの指導者 フィデル・カストロ議長にハリウッドの社会派 オリバー・ストーン監督が 30時間に及ぶ長時間インタビューを敢行! それを100分程にまとめた物が、この作品。 質問は過去から現在、都合の良いこと悪いこと 様々なことに及んでいるが カストロ議長は嫌な顔一つせずに含蓄のある言葉で答えていて 秘密のヴェールに包まれていた彼の人間性の深みに、改めて驚かされる。 内容で興味深かったのが、 ○キューバ危機のキューバ側の事情 ○私生活、特に女性関係 ○本当はチェ・ゲバラを持て余していた? インタビュー中、独裁者らしい工作も明らかになる。 たがそれは彼本人によるものか、側近によるものかはわからない。 報道で伝わるのは、いつも威勢の良い演説姿だったが 本当は言葉を大切にしているのだろう。 ただの暴君では50年近く政権を維持できまい。 事実80年代後半〜90年代にかけての危機的状況を カストロ議長のハンドリングで何とか乗り切ってきた。 以前中村とうよう氏のコラムで、カストロは元々共産主義者ではなく、 アメリカの包囲網によりやむを得ずソ連に接近したとの事だったが、 それは今を思えば、結果的に良かったのかもしれない。 キューバは医療と教育に力を入れ、 画面で見る限り国民にそれほど悲壮感はない。 カストロに「コマンダンテ=司令官」と笑顔で声をかける若者たちに 少なくとも作為性は感じなかった。 ただ相変わらず、国民生活は貧しく苦しいようだが…… 今、日本では国会を無視して、自民党総裁選のまっただ中。 麻生と福田、どちらにインタビューをしても こんな含蓄のある言葉は聞かれまい。 (特に福田の人を小馬鹿にしたような態度!) 政治家に人間性を求めるのは、間違いだと人は言う。 でも、人間的な魅力のない人間が何を考え、何を行うか? 人を顧みない、社会的責任を感じない人間が、 いったいどれ程の暴政をするか、すでに日本人は見てきたのではないか。 「悪政は虎よりも猛き」という言葉が身に染みる今日この頃。 追伸:他のブログで、「人格だけで判ったような気になっている人が多い」と 書いている方がおられましたが、 ご自分だけが理解しているかのように見下すのはいかがなものでしょうか? 因みに私もこの作品を2回観ていますが 言葉の端々に現れるヒントを追い続けるには集中力が持ちませんでした。 本当にキューバやカストロを知りたい場合は、 研究書が多数出ていますので、そちらをお読みになったらよろしいでしょう。 |
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